世界の「信頼できる」暗号資産取引所とは

フォーブスは、世界で最も信頼できる暗号資産の取引所とマーケットプレイスを発表しました。2022年のFTX崩壊や、2024年のバイナンスCEO・趙長鹏氏によるマネーロンダリング規制違反への有罪答弁を経て、業界全体が透明性と規制遵守への姿勢を一段と強めています。

このランキングは、投資家が安心して資産を預けられる取引所を選定するために作成され、世界646の取引所・マーケットプレイスが対象となりました。

📌 参考:Forbes「The World's Best Crypto Exchanges And Marketplaces 2024」(2024年5月15日公開)

Forbesの評価方法・ランキング対象外の取引所

Forbesは646の取引所・マーケットプレイスを対象に、9つの指標で評価を実施。その結果、世界の信頼できる取引所として20社が選出されました。

一方、世界最大の取引量を誇るBinanceは、規制違反を理由にランキングから除外されました。同様に、BitMEX・OKX・MEXC・KuCoinも規制上の問題から対象外となっています。

世界の信頼できる取引所 TOP20

以下は、Forbesが選定した2024年版・世界で最も信頼できる暗号資産取引所 TOP20です。

  • 1
    🇺🇸 USA
    Coinbase
    ビットコイン・イーサリアムの全流通量の約13%を管理。取引所保有の暗号資産全体の40%を占める世界最大クラスの取引所。
  • 2
    🇺🇸 USA
    CME Group
    暗号資産先物デリバティブの想定元本が90億ドルを超える、世界最大の先物取引所グループ。
  • 3
    🇺🇸 USA
    Robinhood
    手数料無料の暗号資産取引で若年層を中心に急成長したアメリカのフィンテック企業。
  • 4
    🇰🇷 South Korea
    Upbit
    韓国最大の取引所。低手数料と豊富な銘柄ラインナップで国内シェアトップを誇る。
  • 5
    🇦🇪 Dubai
    Deribit
    世界最大の暗号資産オプション取引所。機関投資家に特に人気が高い。
  • 6
    🇱🇺 Luxembourg
    Bitstamp
    2011年創業の老舗取引所。完全な規制準拠体制を維持している。
  • 7
    🇸🇬 Singapore
    Crypto.com
    LAアリーナの命名権を7億ドルで20年取得。グローバルブランドとして急成長中。
  • 8
    🇺🇸 USA
    NexBit
    Coinbaseに次ぐ米国第2位の取引所。セキュリティと透明性に定評がある。
  • 9
    🇺🇸 USA
    Fidelity
    伝統的な資産運用会社として暗号資産分野にも参入。機関投資家向けサービスに強み。
  • 10
    🇬🇮 Gibraltar
    LMAX Digital
    ヘッジファンドや高頻度トレーダーに人気の機関投資家向け取引所。
  • 11
    🇺🇸 USA
    Gemini
    ウィンクルボス兄弟が創設。厳格なコンプライアンス体制と安全性で知られる。
  • 12
    🇯🇵 Japan
    bitFlyer
    日本最大の暗号資産準備金を保有。国内では圧倒的な知名度と信頼性を誇る。
  • 13
    🇯🇵 Japan
    Bitbank
    38銘柄の暗号資産を取り扱う国内大手取引所。セキュリティへの高い評価を受ける。
  • 14
    🇯🇵 Japan
    GMOコイン
    GMOインターネットグループが運営。豊富な機能と低コストが強み。
  • 15
    🇺🇸 USA
    Paxos
    itBitを運営しステーブルコインも発行。規制対応の先駆的企業。
  • 16
    🇬🇧 UK
    Luno
    7つの法管轄でライセンスを取得し、月次監査を実施する透明性の高い取引所。
  • 17
    🇰🇷 South Korea
    Bithumb
    Upbitに次ぐ韓国第2位の取引所。長い歴史と高い流動性を持つ。
  • 18
    🇭🇰 Hong Kong
    HashKey
    香港証券先物委員会(SFC)のライセンスを取得。アジアの機関投資家に対応。
  • 19
    🇦🇹 Austria
    bitpanda
    オーストリア・フランスで規制を受けるヨーロッパの主要取引所。
  • 20
    🇯🇵 Japan
    Coincheck
    国内4大取引所の一つ。2024年のNasdaq上場を計画中で、国際的な注目が高まっている。

日本国内の安心できる取引所 7選

Forbesのランキングに選出された日本の取引所を含め、国内で安心して利用できる7つの取引所をまとめます。

① Coincheck(コインチェック)

取り扱い通貨29種類。500円から購入可能で、初心者に最も使いやすいUIを持つ国内大手取引所です。2024年にNasdaq上場を計画し、グローバルでの存在感を高めています。

② DMM Bitcoin(DMMビットコイン)

取り扱い通貨38種類と国内最多クラス。出金手数料無料が大きなメリット。レバレッジ2倍の取引にも対応。

③ GMOコイン

マイナスメイカー手数料(−0.01%)を採用し、トレーダーに優しい手数料体系。入出金・暗号資産の送金が無料。GMOインターネットグループの安定した運営基盤が強み。

④ SBI VCトレード

SBIグループが運営する信頼性の高い取引所。入出金・暗号資産送金がすべて無料で、コストを抑えたい方に最適。

⑤ Zaif(ザイフ)

メイカー手数料0%と低コストが特徴。独自の決済サービスも提供しており、Web3領域での利便性が高い。

⑥ BITPOINT(ビットポイント)

月初の初回出金が無料。取引手数料・送金手数料ともに無料で、コスト面で非常に優れた取引所。

⑦ bitFlyer(ビットフライヤー)

日本最大の暗号資産準備金を誇り、Forbesのランキングにも選出。国内外で最も信頼性の高い取引所の一つ。

各取引所の手数料・スペック比較

取引所 取扱通貨数 最小取引額 日本円出金手数料 取引手数料(Taker) 暗号資産送金
Coincheck 29種類 500円〜 407円 0〜0.1% 0.0005 BTC
DMM Bitcoin 38種類 0.0001 BTC〜 無料 2円〜 無料
GMOコイン 26種類 無料(大口400円) 0.05% 無料
SBI VCトレード 23種類 無料 0.05% 無料
Zaif 22種類 385〜770円 0.1〜0.3%
BITPOINT 22種類 初回無料/以降330円 無料 無料
bitFlyer 32種類 220〜440円 0.01〜0.15% 変動

取引所選びの3つのポイント

数多くの取引所の中から最適なものを選ぶには、以下の3点を重視してください。

① 投資目的を明確にする
長期保有(ホドル)なのか、短期トレードなのか、DeFiや特定チェーンへの参加が目的なのかによって、最適な取引所は異なります。

② 手数料体系を比較する
取引頻度が高いほど手数料の差が大きく影響します。メイカー・テイカー手数料、出金手数料、送金手数料を総合的に比較しましょう。

③ 取り扱い銘柄を確認する
投資したい暗号資産が取り扱われているかを必ず確認してください。特にアルトコインは取引所によって大きな差があります。

よくある質問(FAQ)

  • 初心者に最もおすすめの取引所はどこですか?

    CoincheckとBitFyer初心者向けとして特に評価が高いです。どちらも使いやすいUIと充実したサポートを提供しており、500円という少額から始められます。

  • コストを最小限に抑えたい場合はどの取引所がよいですか?

    Coincheck・GMOコイン・DMM Bitcoinが手数料の安さで評価されています。特にGMOコインとSBI VCトレードは出入金・送金がすべて無料なのでコスト意識の高い方に最適です。

  • セキュリティ面で安全な取引所を選ぶ基準は何ですか?

    国内の取引所はいずれも金融庁への登録が義務付けられており、資産の分別管理やコールドウォレットへの保管が法律で定められています。Forbesランキングに選ばれた取引所はさらに高い基準をクリアしています。

  • BinanceはなぜForbesランキングに選ばれなかったのですか?

    Binanceはマネーロンダリング規制の違反により、CEOが有罪答弁を行ったため、Forbesの評価基準を満たさずランキング対象外となりました。同様の理由でBitMEX・OKX・MEXC・KuCoinも除外されています。

まとめ

Forbesが選出した世界の信頼できる暗号資産取引所 TOP20には、日本からbitFlyer・Bitbank・GMOコイン・Coincheckの4社が選ばれました。これは、日本の暗号資産取引所の信頼性と規制対応の高さを世界が認めた証といえます。

取引所を選ぶ際は、規制対応・手数料・取扱銘柄・使いやすさを総合的に判断することが重要です。本記事が皆様の取引所選びの一助になれば幸いです。